エレベーターで君のとこまで。/鳩村衣杏

2006.06.16 (Fri) 23:53
今日はチロさんのおススメ、鳩村衣杏さんの新刊です。

【あらすじ】
会社の引越しの日、他階のテナントに挨拶に行った窪田修里(くぼたしゅり)は、高校時代の親友・能島平(のじまたいら)と再会する。7年後の修里はIT会社サラリーマンに、平はなんと漫画家になっていた。しかし、修里から高校卒業間近に絶交を言い渡されていた平はその理由も解らず、修里は絶交をした理由を思い出し以前のようには話せなくて・・・。

エレベーターで君のとこまで。 エレベーターで君のとこまで。
鳩村 衣杏 (2006/05/26)
海王社
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漫画家×リーマン

「ヘタレ&乙女攻めが笑える」と聞いて読んでみました。

平は高校時代からずっと、真っ直ぐで男前なのに華奢で大きな潤む瞳を持っている修里が好きで、絶交を言い渡されてもなお思い続けています。
修里を前にすると「恋する乙女」になる平。187cmという長身からは想像もつかない言葉足らずで乙女チックさ加減がおかしくて(笑)

かたや修里は高校時代に聞いた平のひと言に拘っていて、7年ぶりに会ってみれば自分でない他の誰かが平の側にいることに苛立ちます。
でも、そんな自分自身が嫌いと思える、少女漫画の主人公のような(笑)性格でとっても解りやすいです。

鳩村さんと言えば、しっとりした話のイメージが強かったんですが、コメディチックなお話も読ませてくれて楽しかったです。

ですが、私はもう1編収録されていた修里の勤めるIT会社社長・大庭憲太郎(おおばけんたろう)と、平のマネージャー・斎賀珠紀(さいがたまき)との話の方がお気に入りです♪
いやもう、この社長が楽しくて楽しくて、翻弄されるタマちゃんがまた可愛くて(普段、仕事では切れ者なのに)。
お馬鹿に見える大庭が意外に懐深い大人なのも苦労人だったのも非常にツボでした。もう少し歳を重ねたら、食えない美味しいオヤジになりそうな大庭です。

もう一つ、メインカプのほのぼのバカップルぶりを披露しているショートがありますが、こちらも楽しかった!
全部あわせて280頁を超えるボリューム。非常に満足した1冊でした。

チロさん、おススメしてくれてありがとう♪
(臑毛、本当に描いてあって笑えた〜)
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